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一般社団法人かわさき中小企業応援団は中小企業の経営課題を親身になって解決していく専門家集団です。


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応援団の品質保証

品質保証とは    応援団の品質保証
『自社の製品(商品)やサービスの品質が』
『お客様の要求を満たしていることを』
『お客様に保証するために』
『社内がまとまって活動すること』

一般的に『品質』は、お客様の要求を満たすものであるかどうか、提供される製品やサービスについて、買い手側である顧客(消費者)が求める特性との合致度(合致度が高ければ品質が高いといわれる)と言われています。
    
要求と特定の合値度

「特性」:製品(商品)の場合、「機能性」「信頼性」「安全性」「ゼザイン性」などであり、サービスの場合は「提供されたサービスは元に戻せない」「保存などが出来ない」などが言われています。

具体的な品質保証の事例として乗用車の衝突試験不正を引用します。
品質保証事例
 第三者委員会でここまで断定していることに驚きましたが、決して他人事では済まされないように思います。この事案では、社内全体で「お客様」へのリスペクトが決定的に欠如しているように思われてなりません。会社は、製造業に限らずお客様に製品(商品)・サービスを提供して成り立っているからです。社内全体に「お客様への意識」を徹底することが必要ではないでしょうか。

応援団の視点1 『後工程はお客様(全社でお客様意識を共有)』
 会社が大きくなってくると分業化が進み、お客様と直接かかわりのない部署が出てきます。後工程は、自分達が行った仕事を引き継ぎ、付加価値を与えます。このプロセス連鎖で会社は成り立っています。後工程をお客様と捉え、何を求めているかを常に意識して仕事をすることが部署のブラックボックス化を防ぎ、結果として自社の商品やサービスを購入していただける本来のお客様の満足を得ることが出来ると考えます。
品質保証とお客様意識

応援団の視点2 『コミュニケーション体質醸成とパーパス決定プロセス』
 乗用車の衝突試験不正では「現場と管理職の縦方向の乖離、部署間の横の連携やコミュニケーション不足」が問題点として浮き彫りになっています。しかし、経営層・管理職から「コミュニケーションを取ること」と言われても簡単にできるものではありません。
 如何にしてコミュニケーション体質を醸成するかに掛かっています。効果的な方法は、何かを行う過程(例えばパーパスを決めるプロセス)で自然に身につけて行くことだと考えます。
パーパスは、その組織の存在意義・社会への共感、会社創立時からの歴史など、原点に立ち戻って定義したものであり、組織が社会においてどのような役割を担うのかを言語化したものです。一番重要な点はパーパスを決定していくプロセスで経営層と従業員が議論し共感、共有することだと言われています。


応援団の視点3 『失敗を報告し易い職場環境づくり』
 「何か失敗があった場合、部署や担当者に対する激しい叱責や非難が見られる」ことは企業の大小によらず多々あることです。
失敗を隠そうとする心理は誰にでもあります。まして、失敗を報告した際に経営層や管理職から激しい叱責や非難を受けたら二度と報告したくなくなるのは当たり前です。経営層や管理職がやるべきことは、失敗したことを責めるのではなく、失敗を報告しなかった場合があったら怒ることです。
 少し切り口が違うかも知れませんが、ある食品会社の経営層の言葉として「寝ている時間を除けば、一番長く過ごす時間は働く時間です。一度しかない人生の一番長い時間をただ労働の対価をもらうための時間としてしまうことは、もったいないことだと思います。人は、成長することに喜びを感じます。だからこそ、自分の時間を成長するために使うことが、自分の人生を大事にすることであり、社員一人一人が自ら考え、成長する機会をいかに与えられる職場環境を整えてやれるか」と言われています。要は、失敗を報告し易い職場環境を整えるのは(当たり前かも知れませんが)経営層や管理職です。


応援団の視点4 『情報は血液、コミュニケーションは血管』
 情報と言う血液を必要としている人、部署へタイムリーに運ぶのはコミュニケーションと言う血管です。動脈硬化を起こした血管から血栓となり、毛細血管を詰まらせているうちはまだ良いかも知れませんが、太い血管を詰まらせると会社は機能しなくなります。たとえ小さな報告漏れなどでも「どこかで血管が詰まっていないか」経営層や管理職は常に注意を払うことが必要です。
人間と一緒で会社の動脈硬化も少しずつ進行していきます。


応援団は一緒になって各社のあるべき品質保証を追及します。品質保証での困りごと・お悩みがありましたら応援団にご相談ください。
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